棟方志功記念館の存続を求める署名と呼びかけ人のお願い

「呼びかけ人のお願い文書」は、読み上げ音声でもお聞きいただけます。下記の音声プレーヤーの再生ボタンを押してください。(読み上げ音声:VOICEVOX:春日部つむぎ)

  棟方志功記念館存続署名の会
代表 千葉 作龍(青森ねぶた名人)

 突然のお願いですが、ご無礼をお許しください。

 棟方志功氏は、板(版)画家として唯一、青森県人として初めての文化勲章を受章し、その業績を永く伝えるため、青森県、青森市をはじめ多くの人たちの協力により、棟方志功氏の希望を取り入れ、校倉造りを模し、池泉回遊式の日本庭園と調和し、少数の作品をじっくり見てほしいと展示室の広さを抑えた「棟方志功記念館」が1975年11月開館しました。

 しかし、開館の2ヶ月前に棟方志功氏が亡くなり、借用して作品を展示することが困難になり、県・市や個人が所有する作品を急遽集めて開館されました。

総工費2億3千万円と運営費は県が、敷地は青森市が無償貸与し、運営は財団法人「棟方志功館」で開館したものの、作品は所有していませんでした。

 そこで、「優れた作品の散逸を防ぐ」ため、県と市の補助金で代表作の購入を行うとともに、県内の市町村、企業、美術ファンに募金を呼びかけ、精力的に購入を進め、1981年には47作品384点を所蔵するまでになりました。 その後も作品の蒐集は続けられ、2012年7月に鎌倉市にあった棟方板画館と合併し、所蔵作品数は1900点余りとなり、国内最大の棟方コレクションとなりました。

 棟方志功伝「鬼が来た」を書いた小説家の長部日出雄氏は、「本当の地方の時代は、こうした独自の特色を持ち、地元の人に限らず県外の人や外国人まで引きつける開かれた魅力を持った地方美術館の充実などから少しずつつくられていくのではないかと思う」と、同記念館の意義を高く評価しています。

 その記念館が、生誕120年展示会直前の、昨年6月に突然に閉館が発表されました。県民、市民にとって「寝耳に水」で、驚きと衝撃、惜しむ声は大きく、全国からも存続の声が上がっております。そこで、存続を求める署名活動を開始することにしましたので、別紙の署名へご協力とご支援をお願い致します。可能であれば、呼びかけ人にもご参加いただきますようお願い致します。

呼びかけ人にご参加ください

〇ご連絡先
棟方志功記念館存続署名の会 代表 千葉作龍(青森ねぶた名人)
事務局 住所 〒030-0802 青森市本町2-1-10 奏海方
電話・FAX 017-777-6200
メールアドレス munakatashiko.love@gmail.com

現在までの呼びかけ人

 千葉作龍(青森ねぶた名人)
 福士正一(舞踏家)
 福士輝子(写真家)
 井垣勝男(牧師)
 平井潤治(版画愛好家)
 今村修 (古絵葉書収集家)
 室谷洋司(自然誌研究家)
 蝦名敏昭(版画愛好家)
 畠山光吉(映画愛好家)
 山下知徳(デジタルクリエーター)
 柿崎孝治(地域文化資源研究家)
 相馬信吉(郷土史家)
 小熊ひと美(棟方志功ファン) 
 會田秀明(つがる工芸店店主)
 岡田宏予(絵手紙愛好家)

呼びかけ人募集用紙PDFダウンロード

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